机に向かう勉強なんか人生でほとんどしてこなかった親方。畳職人になってからも仕事尽くめ。50代に入った頃、趣味でも始めたら?と背中を押してみたら、やっぱり畳以外に興味はなかった様子。畳を単なる建材ではなく日本独自の文化として残したい、と思い立ち、自分で調べ、入会試験に挑んだのは、文化庁から「選定保存技術」として認定されている保存団体”文化剤畳技術保存会”。なんとか入会が認められ、準会員として団体の所在地である京都やイ草産地へ出向き、様々なことを勉強させていただきました。それから数年後、指定文化財に携わる機会をいただき、晴れて正会員となることができました。国指定重要文化財である旧本田家住宅や旧英国領事館、長崎市指定史跡である中の茶屋や心田庵などの畳の修繕を手掛けることができたことは夢のようで、まさに畳屋冥利に尽きます。
保存会の皆様はもちろん長崎市文化財課や関係者の皆様方のお力がなければ、ここまでこれませんでした。正会員の肩書に恥じない様、これからも畳の仕事に真摯に向き合い、畳文化と技術の継承の役に立てるよう精進してまいります。今後とのよろしくお願いいたします。



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